ウクライナよりも統一協会よりも、ひたすらコロナを煽り続ける羽鳥慎一モーニングショー。
今朝は仙台医療センター・ウイルスセンター長・西村秀一をリモート出演させ、新型コロナ「第7波」の感染拡大防止のため「エアロゾル対策に集中せよ!」とプロパガンダしていました。
しかしここで聞き捨てならなかったことは、「接触感染はほとんど意識する必要はない」「新型コロナはもともとエアロゾル感染だったのに、日本では『接触感染』を主張する専門家がいたために、世界と比べて対策が遅れた」との主張を繰り返した事です。
これは、2重にデマです。
第1に、新型コロナはデルタ株までは接触感染がメインルートでした。
デルタ株までは「血管壁のACE2受容体標的型ウイルス」だったことは解明されています。
飛沫感染・エアロゾル感染がメインになったのはオミクロン株に変異して以降であり、これを最初っからエアロゾル感染だったかのように言うのはペテンです。
第2に、新型コロナが「接触感染」であることは井上正康氏が唱え、『コロナ論』シリーズでも何度も描いていますが、残念ながらこれが日本の感染対策の大勢に影響を及ぼすまでには至りませんでした。
政府分科会など、国の方針を決める立場の「専門家」はみんな空気感染説を採ってその線での対策を打ち出していたし、「富岳」のシミュレーションの洗脳効果は莫大で、大衆のほとんどが空気感染説を信じていました。
だから接触感染説を唱える学者がいたから、空気感染説に基づく感染対策が遅れたという事実は一切ありません。
空気感染説による感染対策を行い、それが何の効果もなかったというのが事実なのです!
それなのにモーニングショーは、当初専門家の間では接触感染を唱える説が大勢を占めていて、後になってようやく空気感染説に転換したなどという、全く存在しない事実をヌケヌケとでっち上げます。
当然玉川徹も、この番組でもずっと空気感染だと言ってきたのに、専門家にはそれが反映されなかったというデマを平気な顔をして言ってのけます
モーニングショーは、明らかに『コロナ論』を意識しています。
その上で、『コロナ論』の接触感染説を、デマを飛ばしまくって「わるもの」に仕立て上げようとしているのです。
自分たちがこの3年間間違ったことを言い続けてきたことが、この本にすべて描いてあり、それが都合が悪いから!
西村は、「ウレタンマスク・布マスクはダメ、不織布マスクをぴったり付けなければいけない」だの、「無症状・軽症の感染者が外出して感染者を増やしている」だのと、3年前から何ひとつアップデートしていない、同じことを繰り返していました。だったら、「今すぐ緊急事態宣言を出してステイホームだ!」と、なぜいわないんでしょうか?
それどころか西村は、この炎天下、屋外ではマスクを外して普通の生活をしてもいいと言い出し、こんなことを言ったのでした。
「マスクが汚れているっていう、なんか都市伝説があるんですね。
マスクは汚れてないです。
マスクの表面は汚れてないので、普通に、あの、ポケットに入れて、あの、まあ、使わなくていいときはそのまま、普通に暮らしていればいいんです。
で、今から危ないなと思った時にマスクを取り出してピシッとつける、その、すき間なくつけるってことが非常に大事なんですね」
「マスクは不潔」は都市伝説!?
使用済みマスクでも、汚れていない!?
これでも医者!?
モーニングショー、何かがぶっ壊れ始めたようです。
いま始まったことじゃないかもしれないけれど。